筋トレで夏バテ解消?体力を失ってしまう夏バテの原因とは!
- 2022.07.31
- 筋トレ・疑問
近年、日本の夏は毎年のように、気温が上昇傾向にあるため、夏になると熱中症などの体調不良を起こす方が多いのが現状です。
せっかく筋トレをしてきたのに夏バテになってしまい、体力、食欲が低下して、筋肉が痩せていってしまうそんな方も多いのではないでしょうか?
一般的に筋トレや運動を年中している方々は、夏バテにはなりにくいのですが、筋トレや運動をしていない方でも夏バテをしてしまう方もいらっしゃいます。
それはなぜでしょうか?
そういった夏バテになってしまう原因から対策までを今回解説していきますので、是非参考にしてください。
夏バテはなぜしてしまうのだろう?
夏バテは、気温の暑さから「体がだるい、体調が悪い」などの症状が出てしまうのものです。
しかし、実は年中から体調管理に努めている人は、夏バテはしにくいのです。
夏バテを毎年のようにしてしまう人は、夏の間たまたま起こってしまったというわけではなく、夏の暑さがきっかけで夏バテを引き起こしてしまうということです。
また夏バテというのは、夏の期間だけでなく、一年中季節は繋がっていますので、夏体調を崩しますと秋口も調子が戻らない、冬は風邪を引きやすくなると、年中ズルズルと続いていってしまうものです。
夏バテの具体的な原因とは
では具体的に夏バテの原因はどのようなことが挙げられるのか見ていきましょう。
室内外などの温度差による自律神経の乱れ
夏の外気温とエアコンの効いた部屋との温度差が激しいと、体温調整がうまくいかなくなり、自律神経の働きが低下して体調を崩しやすくなります。
例えば冷房が効いている場所に行くと足先が凄い冷えてしまいますが、身体の上半身は凄い暑い、という状態になると自律神経は「身体を温めたら良いのか?」「冷ましたら良いのか?」わからないということになってしまいますので、自律神経が疲れてしまうことになるのです。
自律神経の乱れにより、疲労、睡眠不足、食欲不振、胃腸の不調、息切れ、立ちくらみ、などの体調の不良が引き起こされます。
体内の水分やミネラルの不足
長時間直射日光の下にいたり、暑さの中で運動をしたりして、汗をかくことで体内の水分やミネラルが失われ、脱水症状を起こしたり、体内の電解質バランスが崩れてしまいます。
この状態が続いてしまうと、夏バテどころか熱中症になる危険もありますので、喉が渇いてなくても、こまめに水分補給は必須ですね。
熱帯夜による睡眠不足
昨今、日本では夜間の最低気温が25℃以上の熱帯夜が増加しています。
熱帯夜が続くと寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりして、体力が十分に回復しないことでも夏バテしやすくなります。
夏バテの具体的な症状とは
夏バテといっても症状は様々です。どれかにハマったら夏バテの可能性がありますね。
全身のだるさと疲労感
夏バテになると、なんとなく体がだるく、疲れが取れにくい日が続きます。
それによって、さらにだるさや疲労感が増すという悪循環に陥ることもあります。
ただし、疲労は自分の身体に必要性な休息を教えてくれる重要なアラームだといえますので、だるさを感じたら無理をせずゆっくり休むのが良いでしょう。
食欲不振
夏は暑さから食欲がなくなりがちです。
冷たい麺類など、糖質の多いものを食べることが多くなり、糖質をエネルギーに変えるビタミンが不足しがちになりますので、意識して糖質だけでなく、バランスよく食べるのが良いでしょう。
また、汗をかくと水分のほかにミネラルも不足するので、温かいお茶、白湯、スポーツドリンクなどで水分やミネラルを補いましょう。
立ち眩み・めまい
夏バテの中には、頭痛やめまい・立ちくらみが起こることがあります
めまい・立ちくらみは多量の発汗などにより脳への血流が一時的に減少することで起こります。
のどの渇きは脱水の証拠で、渇きを感じる前に時間などを自分で決めて水分を摂るようにしましょう。
夏バテ解消法
ここからは夏バテの解消法を見ていきましょう。
①水分・ビタミン・ミネラル補給をしっかり摂る
夏ということで、つい冷たい飲み物を飲みがちですが、これは良くありません。
冷たいものは内臓が冷えて、機能低下に繋がってしまうのです。
しかし、夏の場合は汗も大量にかいてしまうので、塩分の補給もとても重要になってきます。
健康のことだけを考えますと、砂糖類の入ったスポーツドリンクより、美味しくないかもしれませんが、経口補水液、白湯などがおすすめです。
また汗によって失われやすいものとして、ビタミンB、Cは体外へ出やすく、逆に吸収もしやすいので、こまめにサプリなどで摂ってあげることが大切になるのです。
②ぬるま湯につかる
近年は、アパートやマンションで一人暮らしの方などは、ユニットバスを採用している物件も多く、湯船につからず、シャワーだけで済ませる方も多くいるかと思います。
しかし、湯船に浸かることで、冷房で冷え切った体の回復や自律神経の乱れの改善を図ることができます。
また熱いお湯に入浴することは身体に良くありませんので、38℃くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かり、身体の芯まで温めることが大切です。
③睡眠不足は絶対にNG
夏というのは、夏休みやお盆休みがあったり、楽しくてつい夜更かしてしまうものですよね。
しかし、これは夏バテになっていない身体が元気な状態の時に行って欲しいです。
皆さんの中でも「夜中遅くまでゲームをしてしまう」「お菓子を食べてしまう」「アルコールを飲んでしまう」など色々あるかと思います。
睡眠が人間の身体の回復機能の中で、最も効果が高いものなのは、間違いありませんので、自分の中で思いあたることの一つでも意識して、改善していくと良いでしょう。
④紫外線に気を付けよう
夏場紫外線が目に入ると、自律神経が刺激され活動していくモードに入っていき、リラックスする間もなく疲れてしまうということになってしまうのです。
マラソンランナーでは、サングラスをよくかけていると思いますが、あれは眩しいからと理由以外にも、自律神経を刺激しない様に体力の低下を防いでいくという考えでもあるのです。
普段から日光の下で日中外で仕事を行う方々などは、紫外線対策も自律神経を刺激させない対策の一つということも覚えておいてください。
⑤食事管理をしっかり行おう
やはり食事というのは人間の身体にとって、とても重要で、タンパク質・ビタミン・ミネラルは何を活動するにも手助けとなるのです。
夏バテになってしまうほとんどの方が、タンパク質不足、運動不足の方です。
タンパク質不足などは、体内に消化酵素が作れなく、身体に元気がなくなり、さらに寒暖差などで食欲もなくなると悪循環に陥ってしまうのが特徴です。
また今現在夏バテになっていない方は、多めにタンパク質摂取しても構いませんが、既にバテてしまっている方は、いきなりタンパク質を多めに摂取しても身体が追いつきませんので、消化の良いのも「豆類、魚類(お刺身)、豚肉」などがおすすめです。
まとめ
さていかがでしたでしょうか?
夏の期間だけでなく、秋口になって季節の変わり目に体調崩しやすい人は、夏をどう乗り切るかがポイントになってきます。
暑くてだるくなって筋トレをやめてしまったなどは勿体ないので、無理のない範囲で、これら対策5選を少しでも意識してみましょう。
-
前の記事
【格闘技好きな方へ】おすすめのボクシンググローブとは?人気品10選紹介! 2022.07.20
-
次の記事
筋トレを1~2週間休むとどうなるの?休んだ後の正しい対処法とは!! 2022.08.10