フィジークとボディビルの違いとは?目的や鍛え方まで徹底解説!
- 2022.08.24
- 筋トレ・スポーツ
昨今のフィットネスブームで、身体を鍛える人が増えている中、鍛えた体を披露する様々な競技が広がっているのを知っていますか?
その代表的なのが、「ボディビル」という競技です。
ボディビルは古くからあり、名前は聞いたことがある人も多いと思いますが、最近新たに人気が出ている競技で「フィジーク」という競技も出てきているのです。
どちらも、鍛え抜かれた身体を見せ合う競技ですが、それぞれ特徴や審査基準などが異なるのです。
フィジークでは、海でサーフパンツが似合う男をテーマにしており、ボディビル程大きく筋肥大してはいけない、ウエストが細くバランスが大事など、ボディビルとはトレーニングの目的や鍛え方は異なります。
今記事では、2つの競技の違いを解説していきますので、これからコンテスト出場されたい方、競技を見ていきたい方は、是非ご覧ください。
フィジークとは
フィジークとは、見た目はバランスのいい筋肉の付き方を競う、新しくできたフィットネスの競技で、近年人気が高まっています。
ビーチにこんな身体の人がいたらカッコいいという、健康的な男性像がフィジークの目指す姿です。
ボディビルとは違い、筋肉量豊富なモリモリした身体が求められないので、トレーニング歴の浅いフィットネス初心者でも比較的チャレンジしやすい競技です。
とはいってもトップ選手ともなると筋量もとても多いですし、かなり絞れているので、相当に鍛えて食事管理も必要になってくるでしょう。
そして、見ている側にとっても、ボディビルより馴染みやすく、目指しやすい競技でもあります。
ボディビルとは
ボディビルとは、フィジークの身体のバランスよりもその大会の中で最も大きな筋肉は誰かということを争う競技です。
つまり、最も大きい筋肉を持った人が優勝するということです。
そして大きさプラス、どれだけ体を絞れているかも評価基準となってきます。
大会当日にステージに上がるときは、体脂肪を極力減らす必要があり、体脂肪を落とし筋肉の一本一本の筋が見えている体の方が美しく評価されます。
しかし、体を絞れば絞るほど筋肉も落ちてしまいますので、絞っていながらも筋量が多いと評価は高くなりますね。
フィジークとボディビルの違い
では具体的にフィジークとボディビル競技はどう違うのか?それぞれ見ていきましょう。
コスチューム
ボディビルでは、ビルパンと呼ばれるボディビル用短いパンツを着用し、下半身も審査対象ですが、フィジークでは、サーフパンツなどハーフパンツ型の水着を着用します。
脚はパンツで隠れるため、下半身の筋肉はほぼ審査されません。
パンツデザインも含めたトータルのカッコ良さが評価のポイントになり、コスチューム選びも審査対象になるのがポイントです。
体格や筋肉量
ボディビルが圧倒的なまでの筋肉の量を競う競技なのに対して、フィジークは筋肉の量よりもトータルのバランスが重視されます。
フィジークでは逆三角形のV字体型が良しとされ、鍛えられた大きな胸部や背中と細いウエストが特徴的で、トレーニングの方法としても腹圧のかかる重いスクワットなどは、ウエストが太くなってしまうため、あまりおすすめしません。
身体全体の筋肉を鍛えるのがボディビルですが、フィジークでは過度な筋肉よりもバランス重視といえます。
下半身の評価
先ほども記載した通り、ボディビルでは大腿部の筋肉も見えるようブーメランパンツを着用しますが、フィジークの大会では選手はサーフパンツを着用します。
ボディビルは全身の筋肉が審査対象ですが、フィジークでは下半身の筋肉はあまり重視されません。
髪型
ボディビルでは髪型は評価の対象にはなりませんが、フィジークでは髪型、表情も含めて全体のバランスが評価の対象となります。
そのため、審査員に気に入られるような髪型だけでなく、表情やポージングも大切になります。
フィジークの鍛え方
フィジークに求められる「逆三角形」の体型づくりには、胸、肩、背中、そして腹筋を重点的に鍛えることが大切です。
トレーニング法はボディビルダーも同じですが、1回のトレーニングで全ての部位を鍛えるのではなく、分割法で1週間で各部位を2回ずつ程、鍛えられるように計画を立てましょう。
ちなみにフィジークでは脚の筋肉は、審査の対象外ですが、トレーニングのサイクルに入れて、定期的に鍛えると、バランスのいい体を手に入れることが可能ですし、一番きついのも脚のトレーニングという方が多く、精神的にも鍛えられるので取り入れておきましょう。
コンテスト出場者の食事法
フィジークでもボディビルダーにとっても食事は、理想的な体を手にれるためにとても重要な要素です。
注意する点は、カロリー、タンパク質、脂質のコントロールです。減量期で体重を減らすためには、消費カロリーが摂取カロリーを上回ることが重要です。
増量期はもちろんその逆ですね。
筋肉を付けるためには、脂質を少なく、良質なタンパク質の摂取を行いましょう。
食事以外にも、プロテインを摂取することで、必要なタンパク質量を確保できますが、同時に脂質を摂りすぎてしまうと、減量期に体重が落ちにくくなる恐れがあるため、注意が必要です。
フィジークコンテスト
フィジークに出られる大会は以下のようなものがあります。
JBBF
JBBFJは1995年に設立された日本最大のボディビル団体です。ボディビル団体として歴史があり、フィジーク部門も開始しており、ルールが厳格です。
審査がプロによって行われ、JBBFに特録をすると他の団体の大会に参加はできないという特徴があります。
NPCJ(FWJ)
NPCJは2015年に設立された団体で、アメリカにあるNPCの日本バージョンです。
男子のカテゴリが多く、メンズフィジークのカテゴリもあります。
初心者向けの部門が用意されているのが大きな特徴で、優勝すればプロへの道が切り開けます。
審査が比較的甘く、特にドーピング審査が無く、使用が黙認されているため、悪いイメージをもたれてしまうことも少なくないのが特徴です。
また2020年1月1日から現在は「FWJ」に改名されました。
BCC
ベストボディジャパンは2013年に設立された団体で、男女の年齢別にコンテストが行われます。
実際、大会ではサーフパンツではなくボクサーパンツを履き、フィジークよりも筋肉量が少ないため、筋トレ歴が浅くても挑戦しやすく、初心者が初めての大会に選ぶケースが多いようです。
ボディビルコンテスト
次はボディビル大会も見てみましょう。
ミスターオリンピア
ミスターオリンピアは、IFBB(国際ボディビル・フィットネス連盟)が主催するプロボディビルのコンテストで、ボディビルの最高峰ともいわれています。
大物俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーは、7回この大会で優勝しています。
国際大会はミスターオリンピアが一番有名で選手皆が目指すところです。
JBBF
先程もありましたJBBFは、権威のあるボディビル団体で、カテゴリでは高いレベルを誇ります。
JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)は日本オリンピック委員会に加盟しており、JADA(日本アンチ・ドーピング機構)加盟団体として、大会開催時には厳しいドーピングチェックがおこなわれます。
NPCJ
フィジーク、ボディビルもカテゴリが幅広く、選手登録が簡単で初心者でも出やすい大会です。
2018年から、日本大会優勝者はアメリカの団体でプロになる権利が獲得できるようになったことでも知られています。
人気のおすすめプロテイン
筋肥大を目指す人に共通しているのが、タンパク質の重要性です。
タンパク質補給は何よりもプロテインがおすすめですが、そんな中でも一押しが、「MAM 青汁プロテインダイエット」です。
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青汁と聞くと美味しくない、飲みにくい、イメージですが、ティラミス味でとても美味しくいただけますので、ご安心ください。
まとめ
ボディビルは筋肉量、フィジークはトータルバランスを競うのが大きな違いです。
2つの競技はそれぞれ目的が違うため、コスチューム・評価ポイント・体格・筋量にもポイントがあります。
フィジークは、日本では海外に比べると知名度が低いですが、最近ではフィジークの日本プロ選手も出てきて、これからの人気のでてくる競技でしょう。
筋トレが好きな方やコンテストに興味ある方は、自分の目的に合った大会への出場を目指してみてはいかがでしょうか。
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