【検証】現代人は食べ過ぎなのか?3日間ファスティング生活してみた

【検証】現代人は食べ過ぎなのか?3日間ファスティング生活してみた

近頃、色々な本やメディアで「空腹こそが大事」「1日2食で良い」「断食が老化を防ぐ」といったように、食べない事による健康法が話題になる事が大変多くなりました。

ファスティングは週末の3日間だけなど短く期日を設定して行うようにしましょう。

ファスティングを正しいやり方で実践すれば、ダイエット、デトックス、美肌効果などさまざまな良い効果が現れると話題になっています。

しかし、その反面正しいやり方を知らずに実践しようとしている人が後を立ちません。

ファスティングで効果を出すために、まずは知識を深めてもらい、本当の意味での老化を遅らせ、いつまでも若々しく健康で過ごしていけるようしてもらいたいです。

実際に筆者が3日間ファスティング生活を送ってみた感想も書かれているので、是非ご覧ください。

1日3食は食べ過ぎなのか?

皆さんは、1日の食事は当たり前のように、朝食・昼食・夕食と3食食べるものだと思っているかもしれませんが、実は、その習慣が定着したのは、つい最近の事なのです。

日本では、昔江戸時代は1日2食でした。

また明治時代になるまでも、午後12時くらいに1食目を摂り(朝食=昼食)、夕方に夕食を摂り、2食で終えていました。

さらに、江戸時代より前に至っては、1日1.5食程度だったという事も分かっており、歴史上から考えても、1日3食は随分と多いと考えられます。

つまり、現代人は【食べ過ぎ】の状態なのです。

では、なぜ1日3食が定着したのか?

これには様々な説が唱えられておりますが、主な理由として、戦争などで空腹に苦しむことが多かった私たちにとって、お腹いっぱいに食べる、何度でも食事を摂れるという事は、大変な憧れであり、富の象徴であったことがあります。

そして、明治政府の徴兵令の際に、『白いご飯がいつでも好きなだけ食べられる』というのを売りに、兵役中は1日3食の食事が摂れたことなどから、その後、世間一般にも浸透していったと考えられています。

たくさん食べるとどうなるのか?


人間の体には、消化・吸収・運搬・代謝・排泄という大きな5つのプロセスがあります。

その中でも、体にとって負担が大きく最も労力を使うのが、食べた物の消化と吸収です。

けれども、生命を健康に維持し、病気にならない体づくりを行うのは、運搬・代謝・排泄がとても大切です。

たくさん食べるという事は、胃の消化や吸収を絶えず行っている事であり、胃腸や肝臓をはじめとする大半の臓器が働きっぱなしとなり、内臓はどんどん疲弊し、消耗して、老化に繋がります。

さらに、消化や吸収にばかり労力を使っていると、人間の身体を正常に保つ作業である運搬・代謝・排泄機能が疎かとなってしまい、その結果、免疫力が落ち、病気の元となってしまいます。

排泄機能が疎かになるとは=腸内環境が悪化するという事でもあります。

食べ過ぎは、間違いなく腸が汚くなります。

最近は「腸活」という言葉が大きく取り上げられている様に、腸の健康=体の健康・お肌の健康と考えられるようになっている事からも、腸が汚れてしまうほどの食べ過ぎが、いかに私たちの美容や健康にとって良くないかがお分かり頂けるかと思います。

そこで取り入れるべきなのが、腸活で体の中をデトックスするための、「ファスティング」がオススメなのです。

ファスティングって具体的に何だろう。

会員
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ファスティングとは

ファスティングとは、英語のfastという動詞(断食する ・絶食する・精進する)の名詞形。

つまり、「断食」「絶食」を意味します。もともとの「断食」は宗教的儀式や精神的修行の一形式として行われてきましたが、近年では病気の治療や健康増進として、欧米でも脚光を浴び、科学的な研究も盛んに行われるようになりました。

そして現在、世間で話題となっている「ファスティング」は、完全な絶食を行うのではありません。

主に野菜や野草のエキスを糖質による発酵抽出で完成させた酵素ドリンクを用いながら行うので、気軽にチャレンジできます。

酵素ドリンクを飲むことによってキツい空腹感を感じずに、デトックス効果や美容効果などが期待できます。

また、通常の食事は一切しなくても、ドリンクから必要最低限のカロリーやミネラル・ビタミンを補給できるため、短期間であれば無理なく、安全に行うことが出来ます。

ファスティングが体に良い理由

「筋トレで筋肉を酷使したら、リカバリーのために数日は体を休ませますよね?」 内臓も同じで筋肉なのです。

ずっと働かせっぱなしにしていたら、パフォーマンスが落ちるのは当然。

ファスティングで休ませて、機能を回復するのが一つ目の理由です。

もう一つの目的は、体内で分泌される酵素にあります。

「食事をしたときに分泌される消化酵素と、生命活動に携わる代謝酵素。

体内で分泌されるこのふたつの酵素は、どちらか片方が優先されるようになっているのです」

つまり、食事をすると消化酵素が優先的に分泌されるため、代謝酵素の分泌は弱まるということ。

「例えば、めちゃくちゃ疲れているときに、暴飲暴食したり、消化酵素を多く必要とする加熱した肉類や高タンパクな食事を摂ると、代謝酵素の働きが弱まるため体のリカバリーが遅れ、疲れが残る原因となります。

疲れたときは肉などのスタミナ食よりも、消化の良い食事を摂るほうがいいのです」。

ファスティングでは消化酵素の分泌が抑えられるため、代謝酵素が活性化しやすい。結果、免疫力が高まったり、疲労回復が促されたりするのだ。

ファスティングの準備期間

本格的なファスティングを始める前のウォーミングアップとして、食事の内容や量を調整する期間、
それが「準備期間」です。

ファスティングの直前まで揚げ物や焼き肉、生クリームたっぷりのケーキといった消化に時間のかかるものを摂っていると、断食1日目の時点ではそれらの消化が終わらず、多量の体内酵素が使われてしまうんです。

胃腸も休みづらくなってしまうため、せっかくの断食1日目に最大の効果を発揮できないことが考えられます。

また、断食に向けて少しずつお食事量を控えめにしたり身体に優しいものを摂り入れることで、
「今からファスティングをしますよ」と自分の身体に信号を送ることができ、断食期間を楽に過ごせるようにします。

ファスティングでより良い結果を得る為にも、ぜひ準備期間は設けるようにしましょう。

ファスティングの復食期間

断食期間を終えて、徐々に普通食に体を慣らしていく期間、これが「復食期間」です。

復食期間は、ファスティングにおいて最も大事な期間といっても過言ではありません。

復食期間を経て初めて、本当の体内リセットが完了するとお考えください。

断食期間を終えて、いきなり食べたいものを好きなだけ食べる生活に戻ってしまうと、あっという間にリバウンドしてしまうだけでなく、内臓にも大きな負担をかけてしまい体調を崩してしまいます。

身体の為に行ったはずが、逆効果になってしまうんですね。

休んだ胃腸には、ゆっくり少しずつ慣れさせることが何より大切です。

2日以上のファスティングを行った方はもちろん、1日ファスティングの方も、いきなり通常の食事に戻さずに、1日かけてゆっくり普通食に戻すようにしましょう。

ファスティング中でも軽い運動をしよう!

ファスティング中は体への刺激や疲労を避けるため、激しい運動をするのはNGです。

「ダイエット効果を上げたい」とマラソンや筋トレをする人が見られますが、負担の大きな運動は逆効果になりかねません。

ただ「休みだから」と完全に動かないで居ると筋肉量が低下し、リバウンドの元にもなってしまいます。

準備期や復食期には15分~20分程度のウォーキングといった軽い運動をしましょう。

またファスティング期中にも、ごくゆるやかな運動をすることで体も温まり、自律神経を正常化させる効果も得られます。

ファスティング時の注意点

まず低血糖にならないよう、酵素ドリンクはちょっとずつ飲むのがおすすめです。

酵素ドリンクは糖分が高いので、食事のタイミングで一気に摂ると、その後、血糖値が急激に下がり、低血糖になりやすいのです。

また、ファスティング中は免疫力が低下していることも覚えておきたいです。

体温も低くなるし、風邪を引くリスクも高まるので、冬のファスティングはあまりおすすめしません。

塩分を摂らないので、体内に水を保持しにくく、脱水症状にもなりやすいという。

入浴は長湯はせず、軽くシャワーを浴びるぐらいが安全です。どうしても湯船に入りたいときは、水分補給をしながら入るといいでしょう。

実際に3日間ファスティングをおこなってみた

なおや
なおや

ファスティングを行ってみた感想を載せるよ

これまでファスティングの概要について解説してきましたが、いざ実行するとなるとなかなか勇気がいりますよね。
実際に、数日間ファスティング生活を行ってみると、どうなるのか気になりませんか?

今回私個人が3日間ファスティング生活を行い、見た目の変化や、体の調子をお伝えさせていただきたいと思います。

私が行ったファスティング内容は以下の通りです。

ルール

・朝はフルーツミックスジュース
・水は1日1ℓ以上飲む
・酵素ジュースは決まった時間に一杯ずつ
・夕食は、のスムージーか味噌汁のみ
・アルコール、カフェイン禁止
・これを3日間行います。

・準備期(2日間)

まず実際にファスティングを行う前に準備期間に入ります。
私の場合は、このような感じでした。

朝:7時半に酵素ドリンク20mlを常温の水で割って飲む
昼:12時に豆類と五穀を入れたリゾットと蒸し野菜
夜:19時に玄米のおかゆと野菜スープ
その他:水1リットル(常温)

蒸し野菜には無農薬野菜をチョイスしました。

蒸すことで野菜の旨み・甘みが増し、ドレッシング類等の使用も控えられます。またリゾット等の味付けには化学調味料を避けました。

軽い運動で20分ほどのウォーキング。
水はこまめに常温で摂取しました。

・ファスティング生活1日目

朝起きて、何も飲まず、お昼過ぎに本日初めて、梅味の炭酸水で割った酵素ドリンク一杯、飲んでみました。

味は普通に美味しいがすでに空腹状態。

夕方2杯目飲んだ頃は、お腹が鳴って仕方なかったが、時間の経過とともに空腹感は和らいだ。

お腹はたまに思い出したように鳴っている。

テレビ見るときなんかは、おつまみ食べながら等、日々していたので、それを無意識にしてしまいそうで怖い感じですね。

そして1日目の夜、3杯目を飲んだ後、2時間ほど経った頃から空腹感に苛まれ、次の日の朝まで何も体に入らないのかと思うと、絶望感で挫けそうになった1日目でした。

・ファスティング生活2日目

朝、酵素ジュースを飲んだ感想は空腹からか、1日目より美味しく感じた。

また食べ物への渇望がすごかった。とにかく、至るところに食べるものがあるので、うっかり食べないように気をつけた。

体の変化としては、お通じがよくなりすぎて、迂闊にオナラができないほど、水のような便がひたすら出た。
そして肌がきれいになってきた気がしました。

・ファスティング生活3日目

水便は止まったが、体が重い状態でしたが、3日目は今日で終わるというマインドだったので、気持ち的にはまだ、前日より楽でした。

でもやはりずっと空腹状態でしたので、ちゃんと寝れていないときのようで、ずっとご飯のことばかり考えていました。

そして3日目の夜、ついにファスティング終了。

・復食期(2日間)

朝:酵素ドリンク20mlを常温の水で割って飲む
昼:重湯
夜:穀物8種類入りのおかゆ、減塩梅干し、豆腐の味噌汁

復食後に最初に食べる食事には負担の少ない重湯を飲み、夜にはミネラル豊富な穀物が入ったおかゆにしました。

味付けは塩分が少ない梅干しを少量。

またカリウム豊富な有機豆腐入りの味噌汁で栄養を補給しています。

味噌汁は昆布だしで出汁を摂り、塩分を減らせるよう減塩味噌で味付けしました。

復食期には昼は一駅分(15分程度)のウォーキングを行い、夜には少し運動量を増やし、筋肉の維持に努めていました。

・やってみた感想

個人的に一番きつかったのは2日目でした。とにかく固形物を食べたくてしょうがなかったです。

初心者の方は、3日間行うのが、オススメです。最初から5日やるのは、体調よりも精神的にもかなりきます。

体重の変化は、最初より、マイナス2.0㎏落ちていました。

実際にやってみて思ったことは、体重の変化だけではなく、「意識も変わりますので、ダイエットしたい方には、登竜門としてやってみるのも良いでしょう。

3日間以内の軽いファスティングを年に数回おこなおう

ファスティングを実際行ってみた結論として、大切なことは日数ではないです。

中には1週間~数週間と長い期間に挑戦している方も多くいらっしゃいますが、重要なのはどれだけ継続するかが一番大切なのです。

先ほども述べたように、日々体に入ってくる有害物質の解毒・排出にエネルギーを奪われているのです。

長い日数のファスティングを実施したとしても、その後数年間、体を酷使しては結局同じことです。

日々、消化に負担をかけないよう意識することと、初めは、3日間以内で良いですので、年に2、3回はファスティングで体をリセットさせることが理想的ですね。

最後に

ファスティングをするとまず驚くのが、「味覚の変化」が起こります。

数日ぶりに口にする復食のお粥のあまりの美味しさに中には涙を流しそうになりました。

これは美味しさに対しての感動だけではなく、食べられる有難さや感謝の気持ちや様々な辛かった感情も合わさり、今まで漫然と、当たり前のように食べていた食事ですが、ファスティング後は体だけでなく、「心のリセット効果」にもつながるのです。

「食べられる状況で食べない日をつくる」ことと「いつ食べられるかわからない」とは全く状況が違うのです。

これだけ食べ物が溢れ、飢餓を味わうこともない恵まれた飽食時代だからこそ、自らの意思で食べない日をつくることは、食に対しての意識を見直すきっかけとなるかもしれません。

心身の浄化のためにまずは食べ過ぎない日をつくるということからスタートしてみてはいかがでしょうか。

☆ファスティング生活におすすめの酵素ジュースも紹介します☆

りたん